2019年07月22日

タイヨウファンドがマクセルを少し買い増し

アクティビストファンドと位置付けられているタイヨウファンドがマクセル株を買い増しました。

https://toyokeizai.net/articles/-/140798?page=2

変更報告書の提出理由は「単体株券等保有割合の1%以上の増加」です。タイヨウ・ファンド・マネッジメント・カンパニー・エルエルシーの保有割合が2.65%から3.65%に上昇していますが、全体としての保有割合は11.65%から11.80%に少し上昇したまでです。保有割合を増やした保有者もいれば、保有割合を減らした保有者もいます。

マクセルに関しては村上ファンドはExitしたようですが、他のアクティビスト・ファンドに株式を持たれているということですね。気を抜けませんね。

村上ファンドが出て行ったから安心、という訳ではないのです。また、一度狙われて出て行ったからと言って「はい、終了!」ではなく、また狙われる可能性があるのです。ちゃんと企業防衛体制を考えないと、また狙われて同じような状況に陥る可能性が高いと言えます。

今の時代、アクティビスト・ファンドだけ注意していればよいという訳ではありません。伊藤忠がデサントに敵対的TOBを仕掛け、そして半年もたたないうちに、エイチ・アイ・エスがユニソHDに敵対的TOBを仕掛けました。今年はまだ半年ほど残っていますから、また敵対的TOBが起きても不思議はありません。

時代は大きく変わりました。

 

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