2019年09月02日
村上ファンド、中国塗料を買い増し
本日9月2日(月)16:00、村上ファンドグループの㈱オフィスサポートが中国塗料の変更報告書を提出しました。保有割合は6.59%から7.62%に上昇しました。中国塗料に関する村上ファンドの大量保有報告書、変更報告書の提出状況、平均取得単価の推移は以下のとおりです。
2018年2月15日 5.2% 938円
2018年2月22日 6.35% 943円
2018年12月11日 6.59% 1,035円
2019年9月2日 7.62% 1,016円
株価推移は以下のとおりです。
本日の株価は845円でPBRは0.82倍です。さて、皆さん、中国塗料の発言を覚えていますか?
「村上世彰氏に背中押された」 中国塗料 友近潤二常務 2018/5/10付
中期経営計画に機動的な自社株買いや配当の下限を盛り込んだ。中国塗料株は2月中旬時点で旧村上ファンド系投資会社と村上世彰氏の親族が共同で6.35%を保有する。「資本効率の向上は以前からの検討課題。村上氏に背中を押してもらった」と前向きに語った。
さて、最近村上ファンドが変更報告書を提出した銘柄はセントラル硝子と中国塗料です。この2社が村上ファンドの重点投資銘柄になってしまったような気がします。セントラル硝子も中国塗料も村上ファンドに買われた後に買収防衛策を廃止した会社です。そういった会社は村上ファンドとまともに対峙できるでしょうか?私は、できないと思います。
これから買われる可能性が高かったにもかかわらず、自ら買収防衛策と言う武器を放棄したのですから。これら2社がどのように対処していくのか要注目です。