2019年09月06日

あ、防衛策を再導入した乾汽船にアルファレオさんが臨時総会開催請求と防衛策廃止の提案を・・・

本日16:44にアルファレオホールディングス合同会社が乾汽船の変更報告書を提出しました。提出理由は「保有目的の変更」です。どう変更したかは、非常に長いのでEDINETでご覧ください。ココをクリック。ちなみに保有割合も26.86%から27.60%に上昇しています。

アルファレオは乾汽船の株式を買い増していましたが、乾汽船は2019年5月14日に買収防衛策を再導入しました。6月総会に議案として上程したところ、賛成率は58.74%でした。賛成個数129,654個で反対個数は91,069個でした。3月末時点でのアルファレオの保有割合は25.12%で保有株数は6,246千株でした。ということは議決権個数は62,460個です。現在のアルファレオの保有割合は27.60%で保有株数は7,196,100株ですから、議決権個数は71,961個です。

今回アルファレオは乾汽船に対して5つの議案を審議するための臨時株主総会の開催請求をしました。主な内容は①取締役の報酬総額(年額)引下げの件、②剰余金の配当の件、③取締役1名解任の件、④自己株式取得の件、⑤発行者株式の大規模買付行為等への対応策(買収防衛策)廃止の件、です。

廃止出来ますかねえ・・・。アルファレオの議決権個数は期末に比べてそこまで増えていませんからねえ。ま、臨時株主総会の基準日はまだ先に設定されるのでしょうから、そのときまでにまだまだ買い増すのでしょうね。ちなみに乾汽船の買収防衛策のトリガーは30%ですから、アルファレオはあと2%ちょっと買い増すことができます。

ただ一工夫ないと廃止に追い込むのは厳しいかもしれません。

こうなってくると、日邦産業もオチオチしていられいませんね。佐々木ベジさんらが同じようなことをしてくるのは時間の問題ですから。

 

 

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