2019年11月07日

MFSがグリコの大量保有報告書を提出

マサチューセッツ・ファイナンシャル・サービセズ・カンパニーという投資家が江崎グリコの大量保有報告書を提出しました。保有割合は5.64%です。アクティビストなどではないと思いますが、少し気になります。

というのも、江崎グリコはかつてスティール・パートナーズに投資されたことのある会社だからです。ちなみに、マサチューセッツ・ファイナンシャル・サービセズ・カンパニーをEDIETで調べてみると、江崎グリコ以外にロート製薬やダイセキ、ヒロセ電機、オービック、参天製薬、関西ペイント、オリンパスなどに投資しているようです。

江崎グリコはかつてスティール・パートナーズに投資された際、買収防衛策を導入しましたが、その後廃止した会社です。

最近、村上ファンド等による大量保有報告書や変更報告書の提出はないですが、やはり日本株はねらい目なのでしょう。アクティビスト・ファンドではないにしても、アクティビスト・ファンドが登場し何かしらの提案をしてきたら、賛同する投資家かもしれません。登場した投資家がアクティビスト・ファンドではないから心配ない、という訳でもありません。全体的な株主構成がどうなってしまうのかも注意して分析する必要があると思われます。

 

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