2019年12月03日

村上ファンドによるニューフレアテクノロジー株の取得状況

昨日12月2日に村上ファンド(南青山不動産)がニューフレアテクノロジー株の大量保有報告書を提出しました。ニューフレアテクノロジーに関しては、東芝のグループ再編の一環で、東芝デバイス&ストレージがTOBを実施中です。TOB期間は11月14日(木)~12月25日(水)まで(30営業日)です。TOB価格は11,900円で、直近1ヶ月間の終値単純平均値8,392円に対して41.80%、直近3ヶ月間の終値単純平均値7,952円に対して49.65%、直近6ヶ月間の終値単純平均値7,440円に対して59.95%のプレミアムを付した価格です。

本日12月3日のニューフレアテクノロジー株の状況ですが、始値12,000円、高値12,020円、安値11,910円、終値11,910円となっています。村上ファンドの登場によりマーケットがTOB価格の引き上げを期待しているのかもしれませんね。ただTOB価格はそれなりに高いように見えますし、TOB価格はPBRで見ると1.92倍です。今回ターゲットになるのは、ニューフレアテクノロジーもそうですが、ニューフレアテクノロジーの第2位株主である東芝機械でしょうね。この価格で東芝機械がTOBに応募するのか、東芝機械の株主でもある村上ファンドが東芝機械にどうアプローチするのか。また、東芝に対して何らかの行動を起こすこともあり得ますね。

さて村上ファンドによるニューフレアテクノロジー株の取得状況は以下のとおりです。

報告義務発生日が11月25日のため、26日から直近まで村上ファンドがどれくらい買っているのかはまだわかりません。26日から28日はさほど出来高はありませんので、まあ買っていたとしても1日あたり20,000株程度か、と。29日、12月2日、3日はけっこう出来ていますから、12月10日(火)あたりに変更報告書が提出されてもおかしくはないですね。

TOB期間は12月25日までですが、どうも延長しそうな気配が・・・。越年、ですかね?お疲れ様です・・・。

 

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