2020年01月28日

シルチェスターがダイセルの大量保有報告書を提出。ダイセルって・・・

シルチェスターがダイセルの大量保有報告書を提出しました。保有割合は5.04%です。ダイセルってどんな会社でしたっけ?四季報によると「【特色】セルロース事業のたばこフィルター用トウが柱。合成樹脂、有機合成、エアバッグ用部品等も」とあります。

財務の状況ですが、現預金等114,044百万円、有価証券6,230百万円、投資有価証券68,018百万円、有利子負債104,293百万円です。時価総額は3,429億円です。財務体質のよい会社ですよね。

投資有価証券はどんな銘柄でしょうか?一番大きいのは富士フイルムの株式で金額は24,900百万円です。富士フイルムHDのHPの沿革を見ると「写真フィルム製造の国産工業化計画に基づき、大日本セルロイド(株)の写真フィルム部の事業一切を分離継承して、富士写真フイルム(株)創立」とあります。ご存知の通り、大日本セルロイドがダイセルですね。ダイセルは富士フイルムと非常に関係の深い会社ですね。だから株式も持っています。

さてシルチェスターの狙いは?富士フイルムなどの株式を売却させ、株主還元を強化させることでしょうか?

 

 

このコラムのカテゴリ

関連する
他のコラムも読む

カテゴリからニュースを探す

月別アーカイブ