2020年02月05日

東芝機械 飯村会長のインタビュー記事

日経電子版に東芝機械の飯村会長「今まで甘さあった」 新中計発表という記事がありました。

>TOBに対抗するための買収防衛策の発動を問う、臨時株主総会を開催する方針を示しています。新中計は株主の支持につながると考えていますか。

「今回の発表だけでは株主には物足りないだろう。5日以降、主要な機関投資家には個別に説明をし、我々の考えを理解してもらえるよう努める」

私は東芝機械の新中計を評価できるほどの専門知識はないので控えますが、ただし、新中計の評価と買収防衛策発動に賛成するかどうかは別問題だと思われます。そもそも外国人投資家は平時の買収防衛策導入・継続議案ですら古くから反対のスタンスですし、最近は国内の機関投資家ですら反対します。このようなご時世で買収防衛策を発動するという東芝機械のスタンスを評価する投資家がいるかと言われれば、おそらくいないだろうと考えます。「新中計は評価するけど、対抗措置発動議案には反対」という投資家がほとんどではないでしょうか?

特に外国人投資家はISSの推奨を重視する傾向があると思われますが、ISSは確実に反対推奨するでしょう。東芝機械が対抗措置を発動できるかは、どれくらいの安定株主がいるか、国内個人投資家がどれくらい白票で投じてくれるかにかかっていると思われます。

 

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