2020年02月09日

オフィスサポートのツイッターが笑えなくなってきました・・・

オフィスサポートのツイッターがおもしろい!と思ってみていたのですが、さすがに笑えなくなってきました・・・。

私、今回の東芝機械による買収防衛策っぽい対応方針における対抗措置発動はやめたほうがいいと今でも思っています。それは、決して対抗措置発動が東芝機械経営陣の保身によるものだからではありません。決して東芝機械経営陣は保身目的で対応方針を導入した訳ではないし、保身目的で対抗措置を発動しようとしているとは思えません。「会社」を守ろうとしての行為だと信じています。

確かに東芝機械はこれまで東芝という株主に守られてきた面があったことは否定できないでしょう。それは東芝機械経営陣も思っていらっしゃるのだと各種報道を見るとわかります。これまでは東芝という株主を重視してきたのかもしれません。でも東芝機械は東芝グループを離れ、これから真の意味で独立した経営をしていこうと必死にがんばっていらっしゃるのだろうと思います。まだまだ株主至上主義が蔓延する株式市場での経営には慣れていらっしゃらない面もあるでしょう。感覚的、情緒的な話で申し訳ないのですが・・・。

おそらく東芝機械と利害関係のない一般株主は、当然、東芝機械株を買って儲けたいと思っている訳ですから、村上さんたちのTOBは大歓迎でしょうし、対抗措置を発動しようとしている東芝機械経営陣に対して「保身だろ!?」と思うかもしれません。

繰り返しますが、東芝機械経営陣は決して保身のために対抗措置を発動したいわけではありません。保身で発動したいのではなく、会社を守りたい一心で「感情的」になっている面があるのではないかと思われます。まあ、これだけツイッターで攻撃されるとそうなりますよね・・・。

上場企業の皆さんはこの戦いをよーく見ておいた方がよいです。事前警告型買収防衛策を廃止してしまった結果がこれなのです。なんとか知恵を振り絞って平時に事前警告型買収防衛策を継続していれば、このようなことにはならなかったでしょう。やはり事前警告型買収防衛策は会社の危機管理上、必要な施策なのです。有事になった際に、情報と時間があれば落ち着くことができます。冷静になって対処すれば、感情的な戦いにならないのです。

 

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