東芝機械の臨時株主総会の招集通知
すでに東芝機械のHPでは公表されていますが、招集通知の日付は3月5日(木)になっています。
https://www.toshiba-machine.co.jp/documents/jp/ir/library/sokai/20200327J.pdf
臨時株主総会の開催日は3月27日(金)ですから、本来はもっと遅くに発送しても問題はありません。東芝機械のHPでは公表されていますが、招集通知の日付は3月5日(木)になっています。
https://www.toshiba-machine.co.jp/jp/ir/sokai.html
臨時株主総会の開催日は3月27日(金)ですから、本来はもっと遅くに発送しても問題はありません。2週間前までに発送すればよいので(中2週間)、3月27日(金)開催ですから、3月12日(木)の発送でも問題ありません。でも東芝機械の招集通知は3月5日(木)付です。なぜでしょうか?
これはISS対策ですね。
https://www.issgovernance.com/file/policy/active/asiapacific/Japan-Voting-Guidelines-Japanese.pdf
ISSは買収防衛策議案の推奨を行う際、「株主が買収防衛策の詳細を検討した上で、経営陣に質問する時間を与えるために、招集通知が総会の 4 週間前までに証券取引所のウェブサイトに掲載されている」という形式基準を設定しています。東芝機械が招集通知を発送するのは3月5日(木)で、臨時株主総会の約3週間前となりますが、招集通知をHPにアップしたのは2月26日(水)ですので4週間以上前です。
ISSに「このような重要な議案を精査するのに時間がなさすぎる!」という理由で反対推奨されないようにするためでしょう。ただ、いくら臨時株主総会までの期間を確保したとしても、基本的に買収防衛策に対してネガティブで平時の事前警告型買収防衛策議案にもほとんど賛成推奨しないISSが、東芝機械の対抗措置発動議案に賛成するとは思えません。