2020年03月04日

対抗措置発動に海外の投資家が理解???

オフィスサポートのツイートです。

「これまで機関投資家10社程度を訪問し、海外の投資家からは「当社の主張を理解して頂いている」と述べた。」

https://twitter.com/Nikkan_BizLine/status/1235021286058766337

日刊工業新聞が以下のように報じています。

東芝機械は27日に旧村上ファンド系の投資会社「シティインデックスイレブンス(CI11)」(東京都渋谷区)に対する、買収防衛策発動の賛否を問う臨時株主総会を開く。これまで機関投資家10社程度を訪問し、海外の投資家からは「当社の主張を理解して頂いている」と述べた。

本当かなあ・・・。海外にしろ国内にしろ、機関投資家は全員反対するでしょう?平時の事前警告型買収防衛策ですらほぼ反対なのですから、有事に突然買収防衛策を導入し、しかも発動するという議案なのですから、賛成する余地がないと思われます。海外の投資家は「おっしゃっていることは理解しました」という意味で言ったのでは?

村上さんたちも、国内外の機関投資家は全員反対と票読みしていると思いますよ。村上さんたちが対抗措置発動議案が可決されてしまうかもしれないと危惧していているとしたら、どれくらいの個人株主が賛成票や白票を投じるか、2019年4月~臨時株主総会の基準日までの間に友好的な株主にどれくらい買い増しを依頼したのか、という点が読めないからだと思います。

 

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