2020年03月09日
三井松島ホールディングスが買収防衛策を廃止
三井松島HDが買収防衛策の廃止を公表しています。
https://www.mitsui-matsushima.co.jp/pdf/other_5e61ee9d76ff1.pdf
では三井松島HDの株主構成を見てみましょう。
外部から見た安定株主比率は、その他の法人5.33%、三井住友銀行2.55%、三和銀行2.51%の合計10.39%です。上位大株主に登場する個人が安定なのかどうかわからないので含めていません。
10.39%という水準だとCFOは「厳しいな」と考えてしまうのは仕方ありません。たぶん票読みをしたアドバイザーも「賛成率●~●%で否決」といった票読みをしているでしょう。しかしこの会社、もったいないですね。個人株主がこれだけたくさんいるんですから、アイデア次第では可決できたと思いますよ。「またいつもの宣伝か?」 いや以下のコラムで書いているやり方ではありません。
No.493 三菱地所が買収防衛策を廃止するだろうと報道されていますが、こうすれば可決できる
他にも買収防衛策を可決させるための工夫はいくらでもあるんです。いずれコラムで新しい工夫をご紹介しますね。