2020年03月11日

前田道路が前田建設工業に対して協業などを打診し協議していたようです!でも前田建設工業は?

本日17:15に前田建設工業が以下の前田道路株式会社株式(証券コード:1883)に対する 公開買付けについての当社らの対応についてを公表していましたが、前田道路が18:40に以下のプレスを公表しました。

前田建設工業株式会社に対する協業検討に関する覚書締結の提案及び 「公開買付けに関する意見表明(反対)のお知らせ」の一部訂正について

どうやら前田道路が前田建設工業に対して協力関係再構築のための協議を申し入れ、実際に3月4日と9日に前田道路の今枝社長と前田建設工業の前田社長、両社の担当役員らが協議したようです。そして前田道路のプレスにある1~5について覚書を締結しようと前田道路は模索したものの、前田建設工業は拒否したそうです。

なるほどね。ようやくわかりました。つまり前田建設工業としては「今日何かしらのプレスを前田道路が公表するかもしれない。でも何時になるかわからないし内容もよくわからない。もしかしたらすごい対抗策を打ってくるかもしれない。本日時点ではTOBについて延長も撤回もしないとだけ公表しておこう。前田道路の今日の出方を見てから明日にでもTOBを延長するか撤回するかを公表しよう」と考えて17:15のプレスを公表したということではないでしょうか?

で、前田道路の18:40のプレスを見て前田建設工業はどう思ったでしょうか?たぶん「え?これだけ??奇策はないの???」ではないでしょうか?

多分ですけど、明日前田建設工業はTOBの延長や撤回など詳細について公表してくるでしょうね。

こんな交渉をしたいのであれば、パックマンを検討したうえでやるべきでしたね。詳しくは以下をご覧ください。

No.782 前田道路に対する敵対的TOBは対抗するのが難しい、けど・・・

No.775 前田道路はパックマンを「主軸」にして対応すればよかったと思います

 

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