2020年04月07日

どっちがいい会社でしょうか?

A社は売上高1,000億円、当期純利益10億円。

B社は売上高100億円、当期純利益10億円。

さて、どっちがいい会社でしょうか?株式市場的にはB社が評価されそうですね。なぜなら高収益体質の会社だからです。でも、B社の方が株式市場的にはいい会社かもしれませんが、従業員、取引先、地域社会といった観点から見た場合、どっちがいい会社なのでしょうか?

売上高が1,000億円ある会社の方が、たくさんの仕入先や販売先をかかえているでしょうし、従業員もたくさん雇っているかもしれません。地域に工場や販売拠点もたくさんあるかもしれません。株主や投資家以外のステークホルダーの観点から見た場合、A社の方がいい会社ということになるのではないでしょうか?

何が言いたいかというと、いい会社という定義はさまざまでしょうし、株式市場から評価されることだけが会社の存在意義、目的ではありません。幅広いステークホルダーにとってのいい会社を目指すことが重要ではないでしょうか?もちろん幅広いステークホルダーには株主や投資家も含まれていることは間違いありません。

 

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