芝浦機械はこれにて終了？いや外為法が残っていますよね？

対抗措置発動の中止を芝浦機械が公表しましたが、村上さんたちへの対応はこれにて終了でしょうか？いや、そうではないと思われます。芝浦機械は村上さんたちに対して、外為法に関連する質問をいくつかしていましたが、村上さんたちは明確な回答をしていない旨の主張をしていたのではないでしょうか？一方村上さんたちは「外為法違反の疑いがあると誹謗中傷した」と言っているので、明確な回答をしたというつもりなのかもしれません。

いずれにせよ両社に食い違いがあるようですので、芝浦機械はこの点を明確にするよう村上さんたちに回答を迫るかもしれません。

まだ目が離せないのではないかと思われます。ただ、もし外為法に関して、昨年末に村上さんたちの保有割合が10%に近付いた時点で村上さんたちに警告書を出したり、関係省庁に相談したり、相談していることも公表したりしていれば、敵対的TOBを仕掛けられることもなかったのではないでしょうか？

会社を守るというのは、有事になってから守るのではなく、有事にならないようにすることではないかと常に私は思っています。会社を有事にしないことがアドバイザーのつとめではないでしょうか？