ストラテジックキャピタルが東レに株主提案
村上ファンドの創業メンバーの一人である丸木氏のストラテジックキャピタルが東レに株主提案をしました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000052343.html
株主提案の内容は、
[1] 提案する議題の内容 |
です。まずストラテジックキャピタルは東レの株主だったんですね。ストラテジックキャピタルは東レの議決権を300個以上6か月前から引き続き保有しているそうですが、何株持っているのかはわかりません。
なぜストラテジックキャピタルは東レにこのような株主提案をしたのでしょうか?それは、東レの上場子会社である蝶理の株主でもあります。ストラテジックキャピタルは2016年から蝶理に対して株主提案をしています。
https://stracap.jp/proposal/2016_chori
2020年6月総会に向けても蝶理に対して株主提案をしていますが、その内容は以下のとおりです。
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https://toray-can-increase-the-value-of-chori.com/
東レに蝶理を完全子会社化してほしいのでしょうね。東レに対する株主提案は定款変更ですが、東レの株主構成はどうなっているのでしょうか?2019/3期末のデータです。
外部から見た安定株主比率は、その他の法人8.33%、日本生命4.45%、三井生命2.25%、三井住友銀行1.69%の合計16.72%です。まあ、定款変更議案ですから可決はムリでしょうね。それはストラテジックキャピタルも十分認識しているはずです。でもあえて株主提案をしました。
ストラテジックキャピタルはこれからずーーーっと東レに株主提案をし続けるでしょうね。プロキシーファイトまでしかけるかはわかりませんが、やってくるかもしれません。なぜなら「こういうことをずーっとされたイヤですよね?東レさん!」って考えてるでしょうから。
皆さん、このような株主提案を毎年毎年されたらどうですか?イヤでしょ?ストラテジックキャピタルは東レが音を上げるのを待っているということです。