2020年05月07日

旧村上ファンドが三信電気を買い増し

旧村上ファンドが三信電気の変更報告書を提出しました。詳しくはエスグラントコーポレーションが三信電気の変更報告書を提出し、保有割合は25.15%から25.60%に上昇しました。

なお、三信電気は自己株TOBを実施し、大量の自己株を保有していますから、議決権ベースで見ると31.64%から32.21%に上昇したことになります。市場内でコツコツと取得しているようです。

今回の変更報告書は保有割合が1%以上上昇したことが提出理由ではなく、単体株券等保有割合が1%以上上昇したこと、共同保有者が減少したことなどが提出理由です。共同保有者の保有割合は以下のとおりです。

エスグラントコーポレーション 7.91%⇒0.00%

南青山不動産 7.91%⇒0.00%

シティインデックスイレブンス 7.91%⇒25.60%

オフィスサポート 1.43%⇒0.00%

合計 25.15%⇒25.60%

これまで三信電気株に関しては、エスグラントコーポレーション、南青山不動産、シティインデックスイレブンス、オフィスサポートが共同で保有していましたが、エスグラントコーポレーションと南青山不動産とオフィスサポートが保有株をすべて4月24日にシティインデックスイレブンスに譲渡したようです。

なぜこのようなことをしているのかよくわかりません。が、想像するに、東芝機械を攻撃していたとき、東芝機械から「オマエらの親分は村上世彰だろ!」とか「グループの姿がまったくわからない!」といった質問・指摘がありました。複雑な共同保有だと、これからもいろいろな指摘をされそうだから、シティインデックスイレブンスに集約したのではないか、と。また、村上世彰氏からなるべく資本的に距離を置いた会社に集約したのかもしれません。

ま、あくまで想像です。

次のターゲットは三信電気でしょうか?まあ、もう32.21%も保有されてますからねえ・・・。

 

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