2020年05月14日

旧村上ファンドが大豊建設の大量保有報告書を提出

旧村上ファンドが大豊建設の大量保有報告書を提出しました。たいほう、じゃなくて、だいほうけんせつ、と読むのですね。

保有割合は5.13%(894,300株)です。内訳は、シティインデックスイレブンス0.71%(124,400株)、村上絢氏4.41%(769,900株)です。

取得資金ですが、シティインデックスイレブンス274,600千円、村上絢氏1,721,985千円、合計1,996,585千円ですので、1株当たり約2,233円で取得していることになります。株価は以下のとおりです。

最近60日間の売買状況を見ますと、シティインデックスイレブンスは4月7日から、村上絢氏は3月9日から取得しています。判明している取得分を合計すると、シティインデックスイレブンス124,400株、村上絢氏510,900株です。シティインデックスイレブンスは4月7日から取得し始めましたが、村上絢氏はもう少し前から取得しているようですね。

大豊建設ですが、時価総額は約424億円です。今日の終値は2,429円で、PBR0.63倍、PER6.78倍となっています。では、大豊建設の株主構成を見ておきましょう。2019/3期末のデータです。

外部から見た安定株主比率ですが、その他の法人7.67%、あいおいニッセイ同和3.65%、第一生命2.41%の合計13.73%です。低いですね。財務体質もわりといいみたいです。保有株については、銘柄数は21で金額は約66億円です。一番大きいのは住友不動産です。「買収防衛策 大豊建設」で検索してみても、なにもヒットしないので導入したことがないのかもしれません。

西松建設の次は大豊建設ですか。。。次のターゲットはゼネコンのようです。

 

 

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