2020年06月11日

「環境アクティビスト」現る!

世の中にはいろんなアクティビストがいるんですねえ・・・。以下、今日の日経2面の記事です。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60218340Q0A610C2EA1000/

投資家と環境問題などに詳しいNPOが急接近している。環境版のアクティビスト(物言う株主)が生まれつつあり、日米企業の株主総会で関連の株主提案が一定の支持を得るようになってきた。ESG(環境・社会・企業統治)投資の拡大が背景にある。

「大手投資家はESG投資というより、環境アクティビズムへとシフトしつつある」――。国際金融協会(IIF)が5月29日に開いたオンライン討論会で、民間金融機関からの参加者がグローバル資本市場の断面をこう表現した。

本来の経営や株主が求めることとは違うような気がしますが、こういうアクティビストも登場しつつあります。そしてそれが投資資金と密接に結びつく可能性があります。

ではこういった予期せぬアクティビストに上場会社はどう対処すればよいのでしょうか?

答えは「本気でやらないこと」と「真剣に株主構成の重要性を考えること」です。株式会社の究極的な目的はなんでしょうか?簡単ですね。収益の追求です。環境問題は二の次です。環境問題に取り組むのは企業の第一の目的ではありませんし、本気でやる必要もないでしょう。こんなこと言うと怒られるかもしれませんが。

まあ「左手でやる仕事」ですね。

そして、重要になってくるのが株主構成です。記事中にJPモルガンチェースやエクソンモービルで、環境関連の株主提案が高い賛成率を得たとあります。日本でも環境関連の株主提案や原発反対の株主提案などがなされることがあるものの、さほど高い賛成率を得た事例はないと記憶しています。これはなぜでしょうか?

ここに答えがあります。詳しくはコラムでまとめますが、株主構成の在り方については、もちろん答えはないし、平時において株主構成をコントロールするのは大変困難ではありますが、きちんと閑雅ておく必要があると思われます。

 

 

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