2020年06月29日

吉野家の買収防衛策も可決~大戸屋も買収防衛策を導入していればよかったのに~

買収防衛策の継続を公表した吉野家ですが、株主総会の結果、買収防衛策の継続が可決されました。

賛成率は67.9%です。※5月総会でした。

これを見ると、大戸屋も早く買収防衛策の導入を決断しておけば、コロワイドのターゲットになることもなかったのだろうと考えます。大戸屋は吉野家同様、個人株主比率の高い会社です。経営陣が決断していれば、買収防衛策を導入できたし、コロワイドに株式を取得されることもなかったでしょう。

No.852 大戸屋はこうしておけばコロワイドに株主提案をされることもなかったのです

コロワイドが大戸屋創業家から取得した株式は20%未満なのだから、買収防衛策があったとしてもコロワイドに株式を取得されたのではないか、という指摘があるかもしれません。たぶん、買収防衛策があったらコロワイドは創業家から株を買わなかったと思いますよ。19%買っても、買収防衛策で20%以上の取得を拒否されたら、寝かしたまんまになっちゃうリスクがありましたから。

大戸屋が買収防衛策を導入していれば、たぶん創業家は保有株をコロワイドではなく、大戸屋に売った=大戸屋が自社株買いをした、と思われます。

 

 

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