2020年07月09日

コロワイドがSBIをTOB代理人に選んだ理由

以下の日経記事です。コロワイドのTOB代理人はSBI証券です。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61326170Z00C20A7I00000/?n_cid=NMAIL006_20200709_Y

コロワイドは今回、TOBの代理人としてネット証券最大手のSBI証券を選んだ。大戸屋HDの経営陣は9日午前の段階ではTOBへの意見表明をしていない。仮に反対をして、敵対的TOBとなるとSBIとしても初のケースだ。

SBIはスマートフォン専業のSBIネオモバイル証券も傘下に持ち、グループで542万口座(3月末)ある。口座数は野村証券を上回る国内首位だ。新型コロナウイルスの感染拡大で自宅で株式投資を始める人もいて、口座数は増加が続いている。

株主がTOBに応募する場合、買い付け代理人の証券会社に口座を開く必要がある。個人投資家の口座を多く抱えるSBIであれば、すでに口座を持つ株主も多く、手間がかからず応募につながるのではというのが、コロワイドの思惑とみられる。

なるほど~。だからSBI証券なんですか!たしかに高齢の株主が多そうな野村よりも、合理的に考えて価格が高ければ応募する株主が多そうなSBIのほうがよいかもしれません。勉強になります。

これからの時代、敵対的TOBを仕掛ける場合は、対象会社の株主構成によって代理人を選択するようになるのかもしれません。

 

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