2020年07月30日

エフィッシモが東芝株を売却した理由を公表

以下のとおり、エフィッシモが東芝株を売却した理由を公表しました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000052455.html

弊社の創業者かつ役員である今井陽一郎(以下、「今井」)を東芝の取締役とする旨の株主提案を行いました。これに関して、弊社は外国投資家であるため、外国為替及び外国貿易法(以下、「外為法」)上の規制に基づき行為時事前届出を行い審査を受けておりました。弊社としては、国の安全保障等にいかなる影響を与える意図も有しておりませんが、審査の過程において、弊社が相当程度の議決権を保有したまま、弊社の役員を東芝の取締役とすることは、国の安全保障等に影響を与えるおそれがあるのではないかとの懸念を生じさせることを強く認識いたしました。そのため、今井が取締役として東芝のコーポレート・ガバナンス及びコンプライアンスの徹底的な改善に深くコミットしつつ、国の安全保障等に影響を与える懸念をできる限り軽減するには、東芝株式の保有割合を減少せざるをえないと弊社として判断するに至りました。

国の安全保障に影響を与えるおそれがあるとの懸念を生じさせることを強く認識したから、売却することを決断したということでしょうか?

今週になって、外為法上、弊社が株主総会において今井の取締役就任議案に同意することの承認が得られる見込みとなりました。仮に、今井が取締役に就任すると、東芝の内部情報へのアクセスが一定程度可能となり、インサイダー取引規制に抵触するおそれが生じるため、東芝株式の売買等を行うことが困難になります[3]。そのため、株主総会前のこのタイミングで株式を売却することといたしました。

今週になって外為法上、承認される見込みとなったことがわかったということは、エフィッシモが株式を一定程度売却することが条件とされたのでしょうか?

ISSも会社提案を支持していることを考えると、エフィッシモの株主提案が可決される可能性は相当低いとは思いますが。。。外為法がどう運用されたのか気になるところです。

 

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