2018年10月05日

村上ファンドは再起するか ホリエモンとの約束

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36127830U8A001C1000000/?n_cid=NMAIL006

本日の日経電子版に掲載された記事です。

「村上は今、子ども向けの「お金の授業」を開くために全国を回っている。南三陸町には2011年の東日本大震災直後に被災地支援のボランティアに駆けつけたことが縁で、2年続けて訪問している。かつて「物言う株主」として数々の経営者にかみつき、恐れられた面影はそこにはない。」

本当ですか???まだまだ噛みついていると伺いますが・・・。子供向けのお金の授業、ボクも聞いてみたいです。

記事を読むとまた有名なフレーズである「お金儲けは悪いことですか?」と書かれています。これ、誰も「お金儲けは悪いことだ!」なんて言っていないんですよね。これは村上さんが当時、記者に対して逆質問したことかと思います。これを質問された記者もお金儲けは悪いことという前提で村上さんに質問しているのではなく、「日本のため!」「日本のコーポレートガバナンス改革のため!」と主張している村上さんに対して、「いや、あなたの目的は金儲けでしょ?日本のためじゃなくて、自分のためでしょ?」と聞いたに過ぎないのではないでしょうかね。

投資ファンドの仕事はお金を儲けることです。悪いことではありません。いいことです。エフィッシモに対して誰も「あいつらは金儲けが目的のヤツらだ!」なんて言いません。だって、エフィッシモは「オレたちは日本のために株式投資をして経営者に意見を言っているんだ!」なんて言ってませんから。

では「村上ファンドは再起するか?」 してるでしょ、もう。他人のお金は入ってきていないようですが、十分再起しています。記事には「もう二度と人のカネは預かりたくない」と書いてありますが、そんなのはわかりません。「村上はやっぱり金儲けのうまいヤツだ」という評判が高まれば、イヤでも金は集まってきます。本格的な村上ファンドの再起に備えて、上場会社は今から十分に対応を検討しておく必要があると思います。

 

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