2020年10月02日

どうなる東芝

日経ビジネスに以下の記事が掲載されています。

https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/depth/00764/?n_cid=nbpnb_mled_enew

経営再建に向けて18年4月には銀行出身の車谷暢昭氏をCEO(最高経営責任者)に招へいした。19年の株主総会ではアクティビストからの要望を受け、外国人の社外取締役4人を追加している。業績・株価も堅調で当初はアクティビストとの対話は順調に見えた。

自分たちが引き受けた第三者割当増資の価格よりも株価が堅調に推移していれば、まあそれほど口うるさいことは言われないでしょうが、株価がさえなくなってくると豹変するのがアクティビストでは?

しかし、子会社が関与した架空取引の発覚や、新型コロナウイルスの感染拡大による株価下落で関係は徐々に悪化していく。株主総会では、東芝株の10%弱を保有する筆頭株主、シンガポールのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントのほか、同じシンガポールの3Dが、新たな取締役の選任を求める株主提案をするなど対立姿勢が鮮明になっていた。

まあ、そうなりますよね。そして以下です。

これに激怒したのがエフィッシモ。9月23日付で、東芝の取締役会宛てに今回の株主総会が公正に運営されていたかを調査する第三者委員会の設置を求める書簡を送付していたことが日経ビジネスの取材で明らかになった。東芝側が第三者委の設置に応じなければ、取締役選任などを議題とした臨時株主総会の開催を改めて要求するといった強硬措置も検討しているもようだ。

議決権行使の集計に関して東芝には何の責任もないのでしょうが、エフィッシモは「一部の株主に対して議決権行使をしないよう圧力があった」とも言っているようです。どういう圧力が誰からどのような形で加えられたのか、本当にそんな事実があったのかはわかりませんが、そういうことを含めて調査するための第三者委員会を設置せよとエフィッシモは言っているのでしょう。

対応を間違えると大変なことになりそうですね。場合によっては臨時株主総会の開催請求もしてくるでしょうね。私もそう思います。以下のとおりです。

https://ib-consulting.jp/newspaper/2785/

以下のような対応が考えられます。

https://ib-consulting.jp/column/2790/

 

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