2020年11月16日

DCMはどうするか?

今日がDCMによる島忠への「敵対的TOB」の最終日です。当初友好的なTOBだったのに、島忠がニトリのTOBに賛同表明しましたので、いくら島忠がDCMのTOBに対する意見を「留保」にしても、DCMのTOBは敵対的TOBです。ニトリのTOBに賛成しているのですから、DCMのTOBには反対のはずです。島忠さんは都合がよすぎます。「反対はまずいから留保にしとこうぜ」って考えたのかもしれませんが、ちょっとねえ・・・。

さてDCMはどう出るでしょうか?

①TOB価格を引き上げてTOB期間を延長

これをやればニトリに対抗できますが、さすがに資金面で対抗できないでしょう。仮にDCMがTOB価格を5,600円とニトリの価格5,500円を100円上回る価格にしたとしても、ニトリは引き上げるでしょうね。そうなるとTOB合戦です。今日の島忠の終値は5,490円です。マーケットもDCMによるTOB価格引上げはないと読んでいるのでしょう。

②TOB期間のみを延長

島忠がニトリのTOBに賛同表明すると言ったのは先週金曜日ですから、さすがにこれからのことを決める時間的余裕がなかったから、とりあえずTOB期間だけを10営業日延長するというのはあるかもしれません(島忠の賛同表明の変更が公開買付届出書に記載すべき事項に該当するから期間延長はしなくてはならないかもしれません)。でも期間だけ延長してもねえ・・・。

③TOBを終了させる

私なら迷わずこれを選択します

さてDCMはどう出るでしょうか?このまま終わっていいのか!?男DCMの今後に期待したいところです!

 

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