2020年12月04日
野村證券が日本アジアグループの大量保有報告書を提出
現在TOB価格600円でのMBOをしようとしている日本アジアグループですが、旧村上ファンドが株式を取得しています。
本日、野村證券が日本アジアグループの大量保有報告書を提出しました。保有割合は5.19%で、内訳は野村證券0%(424株)、ノムラ インターナショナル ピーエルシー2.93%、野村アセットマネジメント2.26%です。
特例報告なのでいつ買ったのかは開示されていません。大量保有報告書の提出期限は以下のとおりです。
http://kantou.mof.go.jp/disclo/tairyou/qanda.htm
Q3 報告書の提出期限はどのようになるのでしょうか。 A3. 大量保有報告書は「一般報告(個人、事業会社などの保有者が提出するもの)」と「特例報告(金融商品取引業者、銀行、信託会社などの保有者が提出するもの)」に大別でき、以下のとおり区分されております。 (1) 一般報告は報告義務発生日から5営業日以内に報告書を提出しなければなりません。(金融商品取引法第27条の23) (2) 特例報告はあらかじめ届け出た基準日(次の(1)か(2)のどちらかを選択)から5営業日以内に報告書を提出しなければなりません。 a.各月の第2月曜日及び第4月曜日(第5月曜日がある場合にあっては、第2月曜日、第4月曜日及び第5 月曜日) b.各月の15日及び末日(これらの日が土曜日に当たるときはその前日とし、これらの日が日曜日に当たる ときはその前々日) |
本日12月4日(金)に提出されましたから、末日が基準日なのかな?MBOを公表したのが11月5日でTOB期間は11月6日から12月21日までです。
さてどうなるでしょうか?過去の例から考えると、TOB価格を上げないとしんどいようにも思いますし、廣済堂のケースでは価格を引き上げたものの不十分だったせいか、旧村上ファンドがカウンターTOBをかけましたよね?