2021年01月15日

ゼネコン業界は本当に気をつけたほうがよいと思います

旧村上ファンドは電子部品商社業界をターゲットにしていましたが、完全に建設業界にターゲットをシフトさせたようです。

建設業界って一般的には「持ち合いしてるから安定株主がたくさんいるんじゃないの?」というイメージをお持ちかもしれませんが、実は違います。建設会社で安定株主比率が高いところは少ないと思いますよ(あくまで感想です。高い先もあると思いますし、データをすべて調べた訳ではありませんので)。というのも建設会社って、持ち合いをしているのではないのです。施主の要請に応じて「片持ち」をしている会社が多いのです。だから、株をたくさん持たされてはいるものの、自社の株を持ってもらってはいないのです。

建設業界におけるM&Aって以前は「1+1が2にならないM&A」と言われていたように思います。私は業界の専門家ではないので詳しいことは申し上げられません。しかし旧村上ファンドやアクティビストにしてみれば「そんなことはない!こうすればいいはずだ!」という手法があるのかもしれません。

得てして内部の人が考えていることと外部の人が考えていることは違います。そして重要なことは「外から見たらどう見えているのか?」ということです。

 

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