2021年05月27日

ヨロズが買収防衛策の継続を公表

旧村上ファンドに11.58%の株式を取得されているヨロズが買収防衛策の継続を5月14日に公表しています。

https://www.release.tdnet.info/inbs/140120210514419237.pdf

ヨロズは2019年6月総会で買収防衛策を継続しており、今年の6月総会が更新時期にあたります。2019年6月総会における買収防衛策の賛成率は54%でした。ヨロズはかつて旧村上ファンドに買収防衛策廃止の株主提案をされましたが、株主提案の内容が適法性に疑義ありとして取り扱わなかったところ、旧村上ファンドとの間で訴訟に発展しました。結果、ヨロズの主張が認められました。その後、臨時株主総会の開催請求をされるなどいろいろとありました。

前回の賛成率を考えると、ヨロズは買収防衛策を廃止して、いざとなったら有事導入型買収防衛策で対抗するつもりなのかなと思っていましたが、継続するようです。しかし前回のときは旧村上ファンドは大量保有報告書を提出するレベルの株式を保有していませんでした(もしかしたら持っていなかったかも)。

2021/3期末の株主構成がわからないので何とも言えないのですが、前回に比べて厳しい状況かもしれません。

No.1062 ヨロズは買収防衛策をどうするか?

No.1024 ちょっと忘れてましたがヨロズについて

No.961 なぜ旧村上ファンドは否決されることがわかっているのに株主提案をするのか?

 

 

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