2021年08月23日

旧村上ファンドが西松建設株を買い増し

旧村上ファンドが西松建設株を買い増しました。「あれ?」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?西松建設は今年の6月総会で旧村上ファンドに対して25%を超える株式取得を行わないよう要請する議案をかけようとしたところ、旧村上ファンドがその要請に応じたため、議案は取り下げました。

旧村上ファンドはこう主張していました。

http://reno.bz/wp/wp-content/uploads/2021/06/77b9141fe3087bd701eb122bd72ed80f.pdf

弊社は西松建設の株主価値向上が実現すれば西松建設株を売却する意向であることは当初から西松建設に対して申し上げており、上場株式の売買は自由であることから、そもそも、このような議案が株主総会に上程されること自体、大いに疑問でしたが、2022年3月期第2四半期決算発表までという期限付きのものであり、株主総会に当該議案が上程されることによって、株主価値が毀損されることを防ぐため、不本意ながら本誓約書を提出いたしました。

本日の変更報告書によると、旧村上ファンドの保有割合は23.87%から24.91%に上昇しました。旧村上ファンドは2022年3月期第2四半期決算発表までは25%超の水準まで買い増さないと言っているだけですね。だから25%を超えない範囲で買い増したのでしょう。

残された時間はあまりありませんね。与えられた時間の中で西松建設は何をしているのでしょうか?いろいろと想定されます。

 

 

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