2021年10月27日

旧村上ファンドがホシデンの大量保有報告書を提出

旧村上ファンドがホシデンの大量保有報告書を提出しました。保有割合は5.08%ですが、議決権ベースだと5.83%です。保有株数3,287,000株(シティインデックスイレブンス3,260,500株、野村絢氏26,500株)、取得資金の総額約31億円なので取得単価946円です。

ホシデンは四季報によると「コネクター、スイッチ、マイク部品等情報通信部品大手。ゲーム機関連は任天堂向けの比率高い」だそうです。以下ホシデンのHPです。

https://www.hosiden.com/index.html

株主構成は以下のとおりです(2021/3期末)。

ホシデンは自己株式を11,253,893株あるので、議決権ベースで計算します。その他の法人の保有割合は上表では4.77%となっていますが、総議決権は564,031個なので、32,266個÷564,031個=5.72%です。そして上位大株主のうち安定株主と見られるのは、退給信みずほ銀行口5.16%、日本生命4.18%、東京海上日動2.66%、三菱UFJ銀行2.30%、古橋由美氏2.13%、古橋健士氏1.83%、ホシデン共栄会1.83%の合計20.09%です。その他の法人5.72%を足すと、外部から見た安定株主比率は25.81%です。個人株主比率が高いですから、上位に登場していない安定株主もいそうですね。外国人株主比率は20%を超えているので、そこそこいるという状況です。

時価総額663億円。

買収防衛策をかつては導入していたようですが、廃止しました。少し前のガバナンス報告書に書いてありました。

https://moneyworld.jp/discl-pdf/tdnet/2018070247550001GENERAL.pdf

当社は平成23年5月13日開催の当社取締役会において、その有効期限が平成23年6月29日開催の当社定時株主総会終結の時までとなっている「当社株式の大規模買付行為に関する対応策(買収防衛策)」の継続を同定時株主総会へは付議しないことを決議いたしました。

旧村上ファンドの投資先の割には安定株主比率が高いですね。買収防衛策も再導入してしまえばよいように思います。この株主構成ならいけそうな気がしますが、外国人株主比率がそこそこ高いのが気になりますね。

 

 

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