旧村上ファンドの次のターゲットはコスモ!
もう日経などが報じていますが、旧村上ファンドがコスモエネルギーHDの大量保有報告書を提出しました。コスモ石油ですね。保有割合は5.81%です。最近60日間の売買状況を見ると、2022年2月16日から取得を開始したようです。
取得資金の総額は約133億円です。1株当たり2,685円で取得していることになりますね。
以下、日経の速報です。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC047PN0U2A400C2000000/?n_cid=BMSR3P001_202204051630
コスモHDは石油元売りでENEOSホールディングス、出光興産に次ぐ国内3位だ。2021年3月期の連結売上高は20年3月期比18%減の2兆2332億円、最終損益は859億円の黒字(20年3月期は281億円の赤字)だった。最近では洋上風力発電の開発に力を入れている。
やっぱり三番手は狙われやすいんですねえ・・・。
村上氏は旧通商産業省(現経済産業省)の官僚として、石油政策に関わった経歴を持つ。18年の出光興産と昭和シェル石油の経営統合では、統合に反対した出光創業家と経営陣の間を取り持つなど再編を後押ししてきた。石油産業には2つほどの企業グループで、適正な競争で安定供給と価格設定できることが望ましい、というのが持論だ。コスモHDと富士石油の筆頭株主となることで、持論の実現につなげたい思惑があるとみられる。
お!村上さん、今度は業界のプロとしての投資ですね!しかも出光家と出光興産経営陣の間を取り持った立場でもあり、出光興産ともパイプがありますね。
本日時点でのコスモの時価総額は2,346億円です。時価総額が2,000億円を超えている企業でも村上さんのターゲットになるということです。来年、いや、今年の後半くらいには時価総額が3,000億円~5,000億円の企業もターゲットになる可能性があります。