2022年04月18日

どうなる ツイッターへの買収提案

イーロン・マスク氏によるツイッターへの買収提案が話題になっています。昨今日本でも多発している買収防衛策=ポイズンピルでツイッターも対抗しようとしています。

しかしこんな記事がありました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/92181091ebdd7869b73a3db6c884ab2a2f0a0e29

どうも米国では懐疑的な見方もあるようです。まあ、そうですよねえ・・・。

ツイッターの取締役会がマスクの提案を検討すると述べたのを受け、マスクはバンクーバーで開催されたTEDカンファレンスで、「拒否された場合にプランBがある」と述べた。彼は、買収するための「十分な資金」があると述べたが、実際に買収できるかどうかはまだ分からないと話した。

プランBって何なんでしょうね。。。意外と買収提案とは全然関係のないプランだったりして。。。

ただ、このポイズンピルについてはどのように機能しているのかよく見ておく必要があります。日本と米国の違いです。現状では、日本が買収防衛策を導入する場合株主総会にほぼかけていることに対して、米国の場合取締役会決議で導入しています。「米国は取締役会で導入できるじゃないか!」と考えがちですが、日本の場合、有事において導入するのは取締役会で、発動するのは株主総会ですね。米国も発動するってなったらどうするんでしょうかね。

そもそも米国では発動事例がクラウンゼラーバックの1件のみであり、それもすぐに消却されたと記憶しています。つまり発動事例がないに等しいのです。ツイッターが本当に買収防衛策を発動するか?まずそれはないと私は考えます。

米国企業がどのように買収防衛策=ポイズンピルを使うのか見ものです。

 

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