2022年04月18日

旧村上ファンドによるクレディセゾン株の取得状況

旧村上ファンドが4月15日(金)に提出したクレディセゾンの大量保有報告書によると、旧村上ファンドの取得状況は以下のとおりです。

最近60日間の売買状況では2月9日からの取得分しかわかりませんが、2月9日~4月8日までの取得分を足すと2,771,200株にしかならず、旧村上ファンドが4月8日時点で保有しているのは9,379,000株です。ですので9,379,000株ー2,771,200株=6,607,800株を2月9日より前に取得していることになります。

旧村上ファンドが突然大量保有報告書を提出して会社がびっくりするというよりは、西松建設の公表資料などを見る限り、旧村上ファンドは大量保有報告書を提出する前に会社と面談する場合もあります。ですからクレディセゾンはすでに旧村上ファンドが株式を取得していることを知っていた可能性もあります。

クレディセゾンも何らかの対抗策を考えている可能性はあります。ただ、コラムでまとめますが、効果的な対抗策が打てるかどうかもポイントになるでしょう。

なお、旧村上ファンドの平均取得価格は1,237円です。本日、かなり株価が上がりました。旧村上ファンドがどういうこれからどういう行動に出るのか予想しにくいですが、やや見極めも必要ではないかと考えます。以下のような事例もありますので。

https://ib-consulting.jp/newspaper/4161/

時価総額2,000億円~3,000億円の会社は旧村上ファンドガターゲットにできる会社です。ちなみにこの水準の会社って一般的には非常に守りにくい株主構成なのです。それもわかった上でターゲットにしているのでしょうね。

 

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