2020年10月21日

旧村上ファンドが島忠の大量保有報告書を提出!

DCMがTOBをかけている島忠に対してニトリがカウンターTOBをかけることが報道されていますが、その島忠に関して、今度は旧村上ファンドが大量保有報告書と変更報告書を提出しました。本日提出されたのは3本で、保有割合は5.75%、6.86%、8.38%です。

旧村上ファンドの狙いはなんでしょうか?そしてこのタイミングで大量保有報告書、変更報告書を提出した目的は何でしょうか?

最近60日間の売買状況は以下のとおりです。

9月9日から取得を再開したようです。9月11日と10月5日に一部売却していますが、基本的に取得していますね。本格的に買い始めたのは9月24日(木)からのようです。DCMによる島忠へのTOBが報道されたのが9月18日(金)で、4連休をはさんで買い始めた感じですね。

おそらく当初はTOB価格4,200円を引き上げさせるためにプレッシャーをかけることが目的だったのではないでしょうか?でも今は違うような気がします。

ちなみに平均取得価格は4,074円です。最近60日間で取得したのは3,571,500株です。今回の変更報告書によると保有株数は3,571,500株なので同数です。旧村上ファンドの島忠株の大量保有報告書、変更報告書の提出状況は以下のとおりです。

2019年10月10日  5.07%

2019年11月27日  3.84%

2020年10月21日  5.75%⇒6.86%⇒8.38%

2019年11月27日に変更報告書を提出し5%を切った後、島忠株をたぶん全部売ったのでしょうね。そして今回あらためて買いなおしたということでしょう。

なお、今回の旧村上ファンドの行動には特徴があります。それについてはのちほど。

 

このコラムのカテゴリ

関連する
他のコラムも読む

カテゴリからニュースを探す

月別アーカイブ