2022年11月28日
旧村上ファンドが三井住友建設の変更報告書を提出
また旧村上ファンドが三井住友建設の変更報告書を提出しました。保有割合は7.52%から8.69%に上昇しました。以下、大量保有報告書・変更報告書の提出状況です。
2021年11月29日 5.17%
2021年12月3日 6.25%
2022年11月18日 7.52%
2022年11月28日 8.69%
三井住友建設の大量保有報告書を提出したのは2021年11月29日ですから1年前です。4日後に変更報告書を提出したものの、1年くらい動きがありませんでした。そしてここにきて11月18日、28日と立て続けに変更報告書を提出してきました。
ジャフコの自己株TOBのプレスリリースP10あたりを見ると、11月1日にジャフコと旧村上ファンドは守秘義務契約を締結した上で、旧村上ファンドによるジャフコ株の売却についての協議を開始していることがわかります。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/8595/tdnet/2210540/00.pdf
つまり11月1日時点で旧村上ファンドは「はい!ジャフコは自己株TOBをやることがほぼほぼ決まったな!これでジャフコはExit完了。だいたい●●●億円くらい入ってくるな」と考えて、次のターゲットであるゼネコンに注力し始めた、と読むこともできますね。
ジャフコはほぼ完了、そしてコスモはどうなるか?コスモもほぼ完了になったら、莫大な金が入ってきます。
全上場会社がちゃんと企業防衛について考えておかなくてはならない時代になりました。
ちなみに三井住友建設は安定株主があまりいないので、対策を打つにもけっこうきついと思いますよ。