2019年02月21日

ファナック 株主還元に影

本日の日経19面にある記事です。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO41533010Q9A220C1DTA000/

記事には「かつてファナックは配当性向を3割に固定していた。分厚い手元資金を疑問視した米投資ファンドなどとの交渉を経て、15年春に5年間の期限つき措置として8割還元を打ち出した。内向きだったファナックが資本市場と向き合うようになった転機だ。」とあります。

内向きだったファナックが資本市場と向き合った???本当でしょうか?資本市場と向き合っている会社がIRを外注するのでしょうか?https://www.fanuc.co.jp/ja/ir/index.html

ファナックは資本市場と向き合った結果配当性向を変えたのではなく、サードポイントという外圧に対抗するために配当性向を変えたのではないでしょうか?

記事の最後に「稲葉会長の発言は株主還元に対する市場の期待の大きさを探りたかった可能性がある」とあります。これはある意味正しいのかもしれませが、むしろファナックは「株主還元を縮小し投資に回したいから探りを入れてきた可能性がある」ではないかと思います。

 

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