2019年03月11日

3月11日 本日のデサント

伊藤忠による公開買付けの最終日は3月14日(木)です。市場でデサント株を買って公開買付けに応募するには本日3月11日(月)が最後でしょう。3月12日(火)からはデサント株価が下落する可能性があります。

今回の伊藤忠によるデサントへのTOBでわかったことは、日本企業に対して敵対的TOBを実施しても安定株主がいるから成功しないという考え方が覆ったことです。日本企業に敵対的TOBを仕掛ければ、だいたいの企業で成功するでしょう。

多くの会社が買収防衛策と呼ばれる事前警告型ルールを廃止していますが、なぜこのような本格的な敵対的買収時代を迎えようとしている中で廃止するのでしょうか?買収防衛策と呼ばれる事前警告型ルールが必要になってくるのはこれからです。

買収防衛策と呼ばれる事前警告型ルールは、買付者に対して買付提案に関する詳細な情報と検討するための時間の確保を要求しているに過ぎないルールです。株主がもう認めてくれないなどという理由で廃止するのはおかしいのです。

株主が認めてくれないなら、認めてくれるような方法で導入するか、株主の許可が必要のないルールを導入すればよいだけです。

 

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