2019年03月20日

村上ファンドが廣済堂にカウンターTOB

てっきり村上ファンドは廣済堂の変更後のTOBに応募するのかと思っていましたが、どうやら違うようです。本日、村上ファンドグループの㈱南青山不動産が廣済堂に対してTOBを実施することを公表しました。

https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS01383/8ccc5e5e/9776/4bc5/ba17/555cc4c03cdb/140120190320492722.pdf

それぞれのTOB条件の比較は以下の通りです。

なお、以下は㈱南青山不動産が公表したプレスリリースのようです。

https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS01383/760a2974/1469/4504/b667/542c0ddf3fe7/140120190320493172.pdf

別紙を見るとおもしろいことが書いてあります。「株式会社南青山不動産及び株式会社レノは、コーポレート・ガバナンスを通じて、上場会社のあるべき姿を追求する企業グループです。」だそうです・・・。

さてこのカウンターTOBはどうなるでしょうか?ベイン側がTOB価格を引き上げる予定はあるのでしょうか?廣済堂の安定株主比率とも関係してきますね。これ、どこかで見た記憶がありますねえ。

http://news.livedoor.com/article/detail/1536081/

これです。日本無線の子会社だった新日本無線に対して、日清紡が友好的なTOBを仕掛けた際、村上ファンドがカウンターTOBを仕掛けました。同じような印象を持ちました。

さて、どうなるでしょうか?伊藤忠によるデサントに対する敵対的TOBが終了したなかりなのに、騒がしいですね。

 

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