2019年03月22日

3月22日前場の廣済堂

今日の前場の株価は以下の通りです。

3月20日の終値が737円に対して、前場は、寄付791円、高値825円、安値785円、終値800円でした。村上ファンドのカウンターTOB価格は750円ですので、TOB価格を上回っています。マーケットは「ベインと経営陣が村上ファンドに対抗してMBO価格を引き上げる」と読んでいるということですね。

しかしベインらはMBO価格を引き上げるのでしょうか?引き上げる可能性もありますが、2019年3月8日にベインらが提出した訂正公開買付届出書をよく読んだ方がよいです。ベインらがMBO価格を610円から700円に引き下げた際、訂正公開買付届出書のP7に「平成31年1月18日から本公開買付けを開始いたしました。その後、本公開買付け開始後の対象者株式の市場取引の状況や本公開買付けの成立の確度を高める必要性を総合的に勘案し、平成31年3月8日に、本買付条件の変更を決定いたしました。公開買付者は、本買付条件の変更後の本公開買付価格を最終的なものとし、今後、本公開買付価格を一切変更しないことの決定をしております。」と書いてあります。もちろん、状況が変わったのでMBO価格を引き上げる可能性は否定できませんが・・・。詳しくはEDINETにて3月8日付訂正公開買付届出書をご覧ください。

廣済堂に対する村上ファンドのカウンターTOBに関する分析は本日のコラムNo.548 村上ファンドが廣済堂にカウンターTOBをご覧ください。

 

 

このコラムのカテゴリ

関連する
他のコラムも読む

カテゴリからニュースを探す

月別アーカイブ