2019年04月02日

ストラテジックキャピタル 投資先の蝶理(銘柄コード8014)に関する特設サイトを開設

https://www.value-press.com/pressrelease/218322

https://innovate-yourself-chori.com/

村上ファンドの創業メンバーである丸木さんのストラテジックキャピタルが投資先の蝶理に関する特設サイトを開設したそうです。ストラテジックキャピタルによる蝶理に対する行動に関してはNo.81 株主提案の季節でまとめています。

そろそろ3月決算会社に対する株主提案が出てきます。12月決算会社の帝国繊維に対してスパークスが株主提案をしていましたが、賛成率は20%ほどでした。帝国繊維は安定株主比率がとても高い会社ですから、この程度の賛成率しか取れませんでしたが、もっと安定株主比率の低い会社に対する株主提案であれば賛成率は高くなるでしょう。

また、調理には東レという親会社がいますから、これまでどおりのアプローチをしていても株主提案をしても可決できないでしょう。これまでとは異なる戦略に基づいたアプローチが必要になります。

今年はまだ3か月しかたっていないのに、新明和工業がプレミアム付き自己株TOBを実施し、伊藤忠がデサントに敵対的TOBを実施し、廣済堂のMBOに対して村上ファンドがカウンターTOBを実施しました。そして、ソレキアへの敵対的TOBを成功させた佐々木ベジさんが会長をつとめるフリージア・マクロスが急速に日邦産業の株式を市場で取得しています。

アクティビストと呼ばれる投資家も今後、日本企業に対する株主提案戦略をもっと過激なものへと変化させてくる可能性もあります。ますます会社、株主の価値を確保向上させるための企業防衛体制について考えなくてはいけない時代になったということです。

 

 

 

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