2019年06月17日

村上ファンド、マクセル株を一部売却

村上ファンドがマクセルの株を一部売却し、保有割合が14.70%から9.24%に低下しました。大きく売ったのは村上ファンドのうち野村絢氏です。野村絢氏の保有割合は7.38%でしたが、3.00%に低下しました。主な要因は、6月10日に市場外で4.22%を1,809円で売却しています。誰に売ったのかは今のところ不明です。

市場外での売却以外にも、市場内でも売却しています。一番早い時期だと5月7日に0.34%売却しています。ただ、以降は売却しておらず、本格的に売却し始めたのは5月27日あたりからです。

さて、何が起きたのでしょうか?たぶんですけど、特別配当を公表したにもかかわらず、村上ファンドは一向に売却する気配を見せない。あせったマクセルとアドバイザーは対策を練った。誰か村上ファンドが保有するマクセル株を引き取ってくれる先がないかどうか探した。見つかったので買取の交渉が始まった。それに伴い、村上ファンドも市場内での売却も開始した・・・。って感じでしょうか?

さて誰が買ったのでしょうか?6月10日の取引ですから、本日大量保有報告書が提出されていないということは、その第三者は5%以上保有していないということになりますね。マクセルの上位株主には日亜化学(3.79%)や日立製作所(3.03%)が登場していますが、この2社ではないのでしょう。ただ、四半期報告書で開示される上位株主に登場してくる可能性は高いですね。

本件、コラムで詳しく分析します。

 

このコラムのカテゴリ

関連する
他のコラムも読む

カテゴリからニュースを探す

月別アーカイブ