2019年06月27日

住友金属鉱山の買収防衛策が可決

http://www.smm.co.jp/news/release/uploaded_files/190625-1.pdf

住友金属鉱山が買収防衛策と呼ばれてしまっている事前警告型ルールを議案にかけていましたが、無事可決されたようです。賛成率はまだ公表されていません。

住友金属鉱山の2019/3期末の株主構成を見ると、外国人株主比率が31.57%と高く、個人株主比率は17.16%とさほど高くはありません。外部から見た安定株主比率ですが、法人株主13.14%、三井住友銀行1.39%、住友生命1.36%の合計15.89%ですから、けっこう低いです。にもかかわらず、事前警告型ルールを可決させました。見事です。

詳しい分析はいずれしますが、賛成率はおそらく低いと想定されます。このような株主構成のもと、事前警告型ルールを継続するという判断をした住友金属鉱山の経営陣は非常に勇気があると思います。

 

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