ユニゾHDは今何をしているでしょうか?
さて、エイチ・アイ・エスに敵対的TOBを仕掛けられたユニゾHDですが、昨日7月23日(火)に留保の意見を表明し、質問権を行使しました。https://www.unizo-hd.co.jp/ir/
5営業日以内にエイチ・アイ・エスが対質問回答報告書を提出します。ということは7月30日(火)までに提出されるということですので、対質問回答報告書の内容を確認したうえでユニゾHDはエイチ・アイ・エスによるTOBに対する賛否の意見を表明することになります。
対質問回答報告書が提出されて即日意見を表明することはないでしょうから、対質問回答報告書提出後、数日程度経ってから賛否の意見を表明するという流れでしょう。
今、ユニゾHDは何をしているでしょうか?想像に過ぎませんが、おそらく「反対の意見表明」のドラフトを作成しているのではないかと思います。ユニゾHDのこれまでのプレスリリース等を見る限り、
・本公開買付けの公表は、当社に対して何らの連絡もなく一方的かつ突然に行われたものです。
・エイチ・アイ・エスによる本公開買付けが、当社との事前の協議なく開始されたもの
・本公開買付けは、当社に対して何ら事前の通知・連絡もないまま突然公表され、一方的に開始されたものであります。
https://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20190723.pdf
https://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20190716.pdf
https://www.unizo-hd.co.jp/news/file/20190710.pdf
と、エイチ・アイ・エスの公開買付けが、ユニゾHDに何の連絡もなく突然実施されたことを強調しています。また、留保の意見表明で記載された質問内容を見ると、
・公開買付者は、2018 年 9 月中旬に、「協業の可能性の検討を目的として、両社のホテル事業を対象とした業務 提携の協議につき打診」したが、「具体的な進展には至ら」なかった、としています。 この打診の具体的な日付(2018 年 9 月何日か。複数回あるというご認識である場合には当該複数日を挙げてく ださい)、打診方法(誰が、当社のどのような役職者に対して、どのように打診をしたのか)及び打診内容をご説明ください。
ともあります。かなり感情的になっている面も見られますね。ま、当たり前ではありますが、感情的には反対というのが見て取れます。後は、いかに感情を抑えた反対表明を出すか、という感じでしょうか。特別委員会の設置も、感情的な反対ではなく、特別委員会も反対の意見を後押ししていると強調したいからではないかと思います。
8月初旬にはマスコミ各社も「敵対的TOBに発展!」と報道し始めるのではないでしょうか?