2019年09月05日
持ち合い解消で稼ぐ力は上がっても
防衛効果は低下します。今日の日経1面に持ち合い株の解消加速 5年で1万銘柄減少という記事があります。
持ち合い株の解消がドンドン進んでいるようです。そして買収防衛策の廃止も進んでいます。日本企業はどうやってこれからよからぬ買収提案や株主提案から自らの身を守るのでしょうか?そもそも持ち合いは何のためにやっているのでしょうか?
会社の中長期的な利益を毀損してでも、短期的な株価上昇といった利益しか求めない一部の株主から会社を守るためにやっているのが持ち合いではないでしょうか?一部の声のデカイ株主にとって持ち合いは悪です。しかし、その他のステークホルダーにとって持ち合いは悪でしょうか?経営者は、一部のデカイ声の株主だけではなく、他のステークホルダーの意見にも耳を貸す必要があります。
このような時代にどうやって会社を守るのかを真剣に考えずに、流行りに流されて必要な持ち合い株を売却したり、買収防衛策を廃止したりするのはどうなんでしょうかねえ・・・。持ち合いや買収防衛策を経営者の保身のためにやっている会社に私は会ったことがないのですが・・・。
持ち合いや保有目的開示については明日のコラムでお伝えします!