2019年10月11日

ユニゾの本当のホワイトナイト

今日の日経17面にユニゾ、新たなTOB提案に反対という記事がありました。

不動産会社ユニゾホールディングスは10日、国内の投資ファンドから新たなTOB(株式公開買い付け)の打診を受けたことを明らかにするとともに、この提案に反対すると表明した。また別の米投資ファンドによるTOBの再提案にも改めて反対するとした。

同社によると、国内ファンドからTOB価格を4500~5000円とするなどの買収提案を8日に受けたという。名前は明らかにしていないが、従業員の雇用を維持するための仕組みがないなどの理由で反対した。

9月にTOBの打診を受けたが、これに反対した「米投資ファンド」について、ブラックストーンだと明らかにした。7日に再提案を受けたものの10日、再び反対を表明した。

エイチ・アイ・エスに敵対的TOBを仕掛けられ、いろいろな投資ファンドからの提案を踏まえた上でフォートレスをホワイトナイトにした訳ですが、そのフォートレスのTOBに対しても賛成から留保に意見を変えました。フォートレスもたまったもんじゃないでしょうね・・・。

いやー、フォートレスってホワイトナイトではなかったということですね。では、ユニゾのホワイトナイトって結局誰なのでしょうか?それは、現在高い価格で提案がまた出てくるであろうと期待してユニゾ株を市場で買っている一般株主じゃないでしょうか?

高いTOBを期待して市場でユニゾ株を買い、高い市場株価を維持してくれている一般株主こそが、ユニゾの真のホワイトナイトなのではないでしょうか?

 

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