2019年11月27日

村上ファンド、島忠を売却

村上ファンドが本日16:03に島忠の変更報告書を提出しました。保有割合は5.07%から3.84%に低下しました。変更報告書に記載されている最近60日間の売買状況によると、10月18日から市場内で売却し始めたようです。株価を見てみましょう。

村上ファンドが大量保有報告書を提出したのは10月10日で保有割合は5.07%でした。保有株数2,428,400株、取得資金の総額6,401,851千円ですので、平均取得価格は2,636円です。村上ファンドが3,000円くらいで売ったとしても、そんなに儲かってますかね?村上ファンドにしては儲けが少ないように思うのですが。

それに変更報告書の最近60日間の売買状況を見ると、野村幸弘氏は10月18日から市場内で売却し始めているのに対して、㈱南青山不動産が10月16日に市場外で343,200株を1株2,900円で取得しているんですよねえ。なんでしょうかねえ。マーケットの専門家から見たら普通の取引なんでしょうか・・・。

さてこれで島忠は一安心・・・という訳にはいきませんね。香港のオアシスが大量保有報告書を提出していますから。

でも最近の村上ファンドの動きはよくわかりませんね。買い増すのかと思ったらすぐ売るし。注意すべきは村上ファンドではなく、海外のアクティビスト・ファンドなのかもしれません。

 

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