2020年01月20日

どうなる?前田建設工業vs前田道路~パックマン、できませんかね?~

前田建設工業による前田道路への敵対的TOBが成功するかどうかは、前田道路の株主構成にかかっています。では、前田道路の株主構成を見てみましょう。

外部から見た安定株主比率は、法人株主29.4%-前田建設工業23.67%=5.73%、前田道路社員持株会2.07%、共栄火災海上1.74%の合計9.54%です。おそらく法人の安定株主も、前田道路よりも前田建設工業との関係が深いんじゃないでしょうかね。

外国人株主比率が高いですね。てか、前田道路の時価総額って2,000億円を超えているんですねえ。前田建設工業の時価総額は2,000億円を切っていますね。時価総額は前田道路のほうが大きいんですねえ。小が大を呑む買収?

けっこうガチンコな戦ですね。ふーん、前田道路ってけっこう大きいんですね。なるほどねえ。前田建設の子会社化の打診に対してNoと言いたくなる気持ちもわからんでもないですね。会社更生法を申請した後に支援をしてもらったけど、「今のうちは昔とは違うんだ!」って感じでしょうか?

これ、おもしろい戦い方ができるんじゃないですか?いっちょ、パックマンディフェンスでどうですか!?前田道路は前田建設の株式を4%ほど持っているようですし。

※パックマンディフェンスとは?

https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ha/pacman_d.html

前田道路が前田建設に対して、上限21%で超高値でTOBをかけ返したらどうなりますかね?議決権、停止ですよね?

実際にパックマンディフェンスをやった事例を知らないので、ぜひ見てみたいです。

 

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