2018年09月12日

三東工業社に対するプロキシーファイト

 先日のコラムで赤阪鐵工所の買収防衛策に反対した合同会社M&Sについて取り上げましたが、その合同会社M&Sが三東工業社という会社に対してプロキシーファイトを仕掛けました。https://ms-llc.net/news/santokougyousha_20180911/

合同会社M&Sは三東工業社の株式を14.13%保有しています。三東工業社の株主構成は以下のとおりです。

 安定株主比率は、法人株主30.06%-合同会社M&S7.57%=22.39%、従業員持ち株会4.58%、滋賀銀行4.08%、上位個人株主合計12.8%の計43.85%です。個人株主比率も高いですから、実質的には過半数を安定株主が占めていると考えてよいでしょう。この株主提案は可決されません。では何のために株主提案をし、プロキシーファイトを仕掛けたのでしょうか?いずれコラムでまとめます。

 なお、株主提案・プロキシーファイトでは負けますが、では敵対的TOBを仕掛けたら?この会社の株主構成はソレキアにそっくりです。たぶん、TOBだったら勝てます。

 

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