2020年02月05日

東芝機械 きっついことを言われてますね

日経ビジネスに東芝機械、「オオカミ少年」のツケ 大増配でも株価下落という記事がありました。きついですね。確かに、昨日新中計を公表したのに今日の株価は前日比10円安の3,390円でした。

まあ、TOB期間中に抜本的な対抗策として新たな中計を公表するという手段はあるものの、それが評価されて「お!こんなにすごい計画を実行するのか?だったらTOBには応募せずに持っておいたほうがいいな!」と考えてくれる株主はおそらく皆無でしょうね。絵に描いた餅ですから。

特別配当も中途半端と言えば中途半端な額です。まあ、もちろん東芝機械は新中計と特別配当の公表で株価がTOB価格を上回るとは考えていなかったことでしょう。

あくまで東芝機械は株主意思確認総会を開催して対抗措置を発動する方向のようですから。

しかしこの記事はきっつい内容ですね(笑) 記事の最後に「世間の変化とのずれを修正しなければ、株式市場から信頼を得ることは難しいだろう。」とあります。東芝機械がずれた会社なのか私は知りませんが、少なくとも今回の普通決議による買収防衛策の発動に関しては株式市場の感覚とはずれていると思います。

 

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