2020年02月11日
村上さんたちが東証に上申書を提出しました!
ツイッターで公表しています。中身をざっと読みましたが、ごもっともなご指摘がけっこうあるように思います。
当社のHPでも以前から指摘していますが、買収防衛策導入に当たっては公表の3週間前には東証に事前相談をする必要があります。村上さんたちのTOB提案から買収防衛策っぽい対応方針の公表までは3週間もなかったでしょう。また、平時の買収防衛策を廃止したうえで今回村上さんたちを狙い撃ちにする買収防衛策を導入するのですから、3週間程度で東証の結論が出るとも思えません。
対応方針のプレスリリースには(買収防衛策)という文言が記載されていませんでしたから、東芝機械は「いわゆる買収防衛策ではない」としています。東証に事前相談してたのかなあ・・・。
村上さんたちの上申書を見る限り、やはり東芝機械の今回の対応方針は突っ込みどころが満載ですね・・・。ごめんなさい、東芝機械さんをもう応援することは難しいですね・・・。東芝機械が負けるかもしれないからではなく、やはり有事導入というのはしんどいからです。特に一旦平時の買収防衛策を廃止していますからねえ。
ただ、夢真Dvs日本技術開発の例がありますよね。だいぶ昔なので詳細を忘れつつありますが。あれもほぼ有事導入のケースだったと記憶しています。ま、最終的にはエイトコンサルタントというホワイトナイトが現れましたよね。
東芝機械vs村上さんたちの結末はどうなるのかわかりません。が、やはり有事導入の買収防衛策では対応するのがしんどいです。平時からちゃんと事前警告型買収防衛策を導入しておくべきでしょう。