2020年03月02日

東芝機械の招集通知

以下の通り東芝機械のHPに掲載されています。

https://www.toshiba-machine.co.jp/documents/jp/ir/library/sokai/20200327J.pdf

いつ届くのかなあと思っていましたが、日付を見ると3月5日になっていますので、発送前にHPに掲載したんですね。

ただ、たぶんですけど、ISSやグラスルイスといった議決権行使助言会社は絶対と言っていいほど反対推奨しますよね?平時の事前警告型買収防衛策ですら賛成してもらえる企業はほぼ皆無なのに、有事の、それも発動議案に賛成推奨してくれるなんて想像できません。それにISSは村上さんのインサイダー事件に関して「政治的動機に基づいたもの」と言ってるんですよね?以下、黒田電気が2015年8月7日に公表したプレスです。

https://www.kuroda-electric.co.jp/asset/5248/view

P2の3段落目あたりを見ると、以下の通り記載があります。

加えて、ISS は、村上世彰氏が過去にインサイダー取引で有罪判決を受けた点に言及していますが、有罪判決が最高裁判所での慎重な審理も経て確定したという事実があるにもかかわらず、これを軽視し、同氏の過去の追及は政治的な動機に基づいたものであるという根拠に乏しい理由に基づき、犯罪歴がある取締役候補者を迎え入れても支障が生じないと主張している点は、当社を含む上場会社における取締役の適格性の概念からは大きく外れており、受け入れられるものではありません。

ISSって村上さんを支持する傾向がありますね。そういう点をも考慮しても、たぶんISSは対抗措置発動議議案に反対推奨するでしょう。ISSやグラスルイスなどの議決権行使助言会社が反対推奨したとして、国内外の機関投資家が対抗措置発動議案にあえて賛成するでしょうか?厳しいでしょ?

個人株主だって賛成してくれますか?地元の方やOB株主は賛成するかもしれませんが、少なくともTOB期間中に株を買った個人投資家は反対する可能性が高いように思います。普通に、常識的に考えれば考えるほど、可決させる可能性はほぼないように思うのですが。

あえてチャレンジしたということは、何か隠し玉があるのでしょうか?

 

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